忍者ブログ

ROSE MILK

おたくのブログです。 BLの意味がわからない方、理解できない方はお勧めできない内容です。   BLゲーム「咎狗の血」「ラッキードッグ1」などに関する記述も含まれますので、作品の性質上、R-18とさせて頂きます。   原作者様及び公式団体様等とは一切関係ございませんよ。
  •  
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  •  

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ケイアキ家のクリスマス

どうしよう。
クリスマスまで一週間だ。

アキラの欲しいものが全然わからない…。
街をぶらついて探そうにも、仕事が終わる時間には店はほとんど閉まってる…。
焦るばかりだ。


そして今日も、結局0時近い。
アキラ、もう寝てるよな。

音をたてないように、そっと玄関の扉を開ける。
と、予想に反して部屋の中はまだ明るかった。


「た、ただいま」
「今日も遅いんだな」
「起きてたんだ。寝ててよかったのに…」
「いや、大丈夫だ。まだ眠くないから」

嘘ばっかり…。
明日も朝早いクセに。
アキラは俺の帰りを待ってたんだ。申し訳ない気持ちでいっぱいになった。


「あまり無理するなよ」

アキラが心配そうな顔をしてる。
ああ、早くアキラの笑顔が見たい。
……あんまり見たことないけど……。


そうだ、俺の帰りを気にせずに、ゆっくり休める家に引っ越すっていうのどうだろう。

クリスマスプレゼントは新居とか!?

めちゃくちゃ格好良くない!?

「アキラ!この家ってさ、ほら、狭いよね?」
「……?そうだな」
「だったらさ…」
「でも俺は結構気に入ってる。ひとりで住んでた頃は、家なんかに思い入れも執着もなかったけど、この家は…違う」

アキラ…。

「この家はお前と過ごした時間や思い出がたくさん詰まってるだろ。どれも俺にとっては大切で失いたくないものだ。だから狭くてもいい。」

そんな風に思ってくれて……

「それに…お前と一緒に寝起きするだけなら、これくらいが丁度いいだろ?お前との距離も…」
「アキラァァァァ!!!」

頭からアキラに突っ込んでいく。
なしなし!!
引っ越しなし!!

「アキラアキラアキラアキラアキラァァァァ」

アキラの胸にグリグリと頬をこすりつける。
あああいい匂い。

「なっ!?ケイスケやめろ!」

俺はそのままアキラを押し倒した。








クリスマスまであと7日!!!
アキラをいただいた後に改めて考える!!

PR

ケイアキ家のクリスマス

アキラとこたつに入ってのんびりテレビを見るのが俺の幸せの時間だ。

「近頃は…ゲーム機にカメラ機能が付いてるんだな」
「すごいよなー。インターネットにつないだりして遊べるんだもんね!」
「そんなこともできるのか」
 
CMを見ながら何気ない会話。
ひょっとしたら、アキラは興味があるのかな?
クリスマスプレゼントはコレで決まりか!?
 
「欲しい?ゲーム機」
「…いらない」
「でも写真が撮れるよ」
「大体、ゲーム機にそんなの必要ないだろ。携帯のカメラですら使わないのに」
「俺は使うよ、カメラ」
「……………」

アキラに睨まれた。しまった…やぶへびだったか。
俺は話を変えようと、テレビの話題を持ち出すが、すでに遅い。

「見せろよ」
「何を!?」
「写真」
「何で!?」
「いいから見せろ!」
「わぁっ」

アキラが俺の携帯を取り上げようと身を乗り出してきた。

まずい!
アキラのあんな写真やこんな写真がっっ!!
携帯を見られたらアキラ怒にられる!!
てゆーかもう怒ってるけど!!

俺は携帯を取られまいと必死にアキラから逃れる。


攻防は約5分ほど続いた。


「はぁっ、はぁっ、アキラ、もう、諦めな、よっ」
「ぅるさいっ、はっ、おまっ、お前っ、こそ、いい加減に渡せっ…!」

だめだ!
アキラは絶対に諦めない!
けど俺だってこのマル秘画像をみすみすと渡せるわけがない!

しかもここだけの話、動画もあるんだぜ…!!

だけどこのままじゃ埒が明かない。
どうする……?



と、

そんな俺の一瞬の隙にアキラが反応した。

「取ったぁ!」
「あああぁあぁぁっ!!!!」

アキラは勝ち誇った顔で俺の携帯を取り上げると、中身を確認する。

「だめっ…」

慌てて奪い返そうとしても、アキラはすばしっこい。
狭い部屋の中をひらりひらりと受け流しながら移動していく。

「何だコレ!削除!削除削除削除削除削除!」

ひいぃ~。
デスノの魅上みたいになってるーーーっ!

「やめっ…」
「うぁっ」

ガタンッ

俺がこたつにつまずいてアキラもろとも倒れ込む。

結果、アキラを後ろから組み敷く形になった。

「つ…」
「ごめんっ」
「…気を付けろよ」

アキラが携帯をこっちに放ってきた。
もちろん、全てが削除済み(涙)

「あぁ……う…ぐす…」
 
ショックのあまり泣き崩れた。
 
「泣くなよ…」
「えっく…アキラの…ぐす…しゃしん…」
「泣くなって」
「うくっ…ひっ…」
「ケ、ケイスケ…?」

俺があまりにも情けない声を上げて泣くからアキラが心配した顔を向ける。

「鼻水出てるぞ」
「うー…えぐ…ひくっ」
「…………ケイスケ…」

俺がいままでどれほど苦労して盗撮してきたか、アキラにはわからないだろう。
ありとあらゆる手段をつかって撮ったコレクションたち…。
アキラの寝顔、笑顔、照れた顔、落ち込んだ顔…。
風呂上り、恥じらった顔、キスするときの顔、我慢してる時の顔やイッちゃった時の顔まで…!!!
 
動画も…。
 
しばらく立ち直れない。
マイクロSDにコピーしとけばよかった!
 
「おい」
 
畳に突っ伏す俺にアキラが声をかける。
だけど俺は顔を上げなかった。
 
「こっち向けよ」
「うう…」
 
無理やり顔を上げさせられた。
涙でぐしゃぐしゃの俺の顔の前に、アキラが真顔でピースしてきた。

「ほら」
 
ほらって…。
 
「撮れよ」
「…………」
「早く撮れよ」
「う、うん…」

携帯のカメラを起動させ、アキラに向ける。
 
しゃらら~ん

「…………」
「…………」
「これでいいな」
「う、うん…」




アキラのピースは国宝級に貴重だけど、なんか…無理やり写真を撮らされた感が拭えない…。
 
 
 
 
俺はクリスマスにアキラのエッチな写真が欲しい……!!


クリスマスまであと9日!!!

ケイアキ家のクリスマス


どんなときもー
どんなときもー
ぼくがぼくらしくーあるーためにー


ピッ

「もしもし。あ、はい。…え?はいはい、それは大丈夫です。はい、…はい、わかりました~。はーい。了解しました。はい、失礼します」

ピッ

「誰?」
「工場長」
「なんでそんな着うたなんだ」
「俺が俺らしくあるためだよ」
「…………」

ちなみにアキラだけは着うた変えてる俺。
曲は大塚愛のさくらんぼ。

そういえば…。
アキラはどんな着うたなんだろう。
アキラがあんまり携帯いじってるの見たことない。

「なあ、アキラは着信音とか変えてるの?」
「変えてない」
「アキラ、変え方知らなそうだもんな」

俺が笑うとアキラは少しムッとした顔をした。

「別に知らないわけじゃない。面倒くさいだけだ」
「ふーん」

じゃあ誰からかかってきても同じなんだ。
なんかちょっと寂しいかも。


その時、アキラの携帯が鳴った。


ジングルベール
ジングルベール
クリスーマスー


「あ」
「アキラ!?」

ジングルベルだと!?

「…もしもし…どうも。…大丈夫です。え?あ、それ俺じゃないです。はい。 いえ、はい。それじゃ」
「誰…?」
「田中さん。ロッカールームに忘れ物あったらしいけど、違うかって」
「そうなんだ…」

しばらく沈黙。

「てかさ、変えてんじゃん着信音…」

しかもクリスマスソングって。
めちゃくちゃ季節ものじゃん!

「別にいいだろ」

開き直った…。
意外に携帯使いこなしてるんだな。

てことは…。





さークリスマスー
たのしーなー
ソリにーのーりー
すずならしー



アキラが弾かれたように顔を上げて俺を見た。
目をひんむいてる…。

「サンタが町にやってきた…なんだ」

俺からの着信音。

「おっ、おまっ、お前っ!ふ、ふざけるなよっ!!」

アキラの顔がみるみるうちに真っ赤に染まる。
耳まで真っ赤だ。

「もーいい!俺は旅に出る!」

アキラが立ち上がる。

「アキラごめん。てゆーか旅に出るって意味が分からないし」
「じゃあ山にこもって天狗になる!もうお前の顔なんか見たくない!!」
「アキラ」
「うるさい!」

アキラが玄関に向かう。

「アキラ」

俺はアキラを後ろから抱きしめた。

「アキラ」
「離せっ」

振りほどこうともがくけど、俺は離さない。
しばらく暴れていたけど、やがて観念して大人しくなった。

「アキラ」
「しゃべるな」
「アキラ」

アキラの首筋に軽く唇を落とす。

「俺はやっぱりアキラのサンタなんだね」
「笑えばいいだろ」
「笑わない。嬉しいから」
「…………」
「アキラ、好きだよ」

後ろからだから、表情は見えなかったけどアキラがうつむいた。

「ごめんね、アキラ。出て行かないで」
「もういいから離せよ」
「出て行かない?」
「ああ…」

俺はもう一度アキラにキスして、アキラを抱きしめる腕を緩めた。

「もう寝る」
「うん」

アキラはすぐに布団に潜り込んで、一言も喋らなかったけど、俺はニヤニヤが止まらなかった。

「俺、絶対アキラが喜ぶプレゼントするからね」
「…………」








クリスマスまであと11日。
アキラ可愛い。

ケイアキ家のクリスマス

相変わらず仕事が忙しい俺。
家に帰るなり大の字に倒れ込む。

「大丈夫か?」

アキラがのぞき込んできた。

「今日は疲れた~」

お腹も空いてる。
でも寝たい…。

「ケイスケ、メシは?」
「いい…」
「そうか」

明日はやっと休みだけど…。
ちょっともう限界かも…。

「布団敷いてあるぞ」
「うん…ありがとう」

アキラともっと話していたいのに。
抱きしめてキスとかしたい(涙)

「風呂もいいのか?」
「ごめん」
「じゃあ俺は?」
「あ…うんそれも…

え!!!??
「冗談だ。おやすみ」





ク、クリスマスまであと12日…!

キスしたい…!!

ケイアキ家のクリスマス

「アキラー!」

勢いよく玄関のとびらを開けたら、アキラが柔軟してた。

可愛すぎる…。
見とれてたら、アキラの呆れた声で我に返った。

「なんだよ、何かあったのか?」
「あ…あ、そうそう。これっ」

俺は持っていた物をアキラに見せる。

「……木?」
「工場長の奥さんがね、家に飾ってくれって」

小さな鉢植えのもみの木。

「クリスマスツリーか」
「うん!雰囲気あるよな」

小さなツリーを棚に飾った。
うん!クリスマスっぽい!

「なかなかいいな」

アキラが小さく笑った。
よかった。
気に入ってくれたみたいだ。

ツリーの登場で、我が家のクリスマスムードが一気に高まったなぁ。

アキラの欲しいものはまだ分からないけど、頑張って探す!!








クリスマスまであと13日!!!

HN:
メリー
性別:
女性
自己紹介:
特技は妄想。
常にマイナス思考。
運転中に本気を出して歌うのが好き。ごにょごにょ。

↑コレが貼りたいためにこのブログ作りました。 ラッキードッグ1プチオンリー「UCF -Un cane fortunato-」 ↑素晴らしいですね。
全力で応援します^^

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


↑お礼画面で
とあるCR:5の1日
blogram投票ボタン


↑哲ちゃん貼っちゃいました(ノ∀`*)

seet pool キャラおみくじ

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]