ずかーん
だだだだっ
「わーっはっは!滅びろ人間共!薄汚い、汚らわしい愚民め!」
ひゃっはー
めんどくせーなー
どがーん
バキバキ
「やめなさい!」
「何者だ!?」
「悪の組織ヴィスキーオ!お前達の息の根、この俺が止める!」
ばーん
「ひゃっはー。かわいー子猫だぜぇー」
「お嬢ちゃんさぁ、名前はなんてんだ?」
「桜散る散る 風に散る! 光舞う舞う 風に舞う! 天から地に降る奇跡のオーラ! 悪は必ず一刀両断! 聖なる戦士 マゾっ子 アキラ!!」
じゃじゃーん!!
「貴様があの……!!」
「その悪趣味な仮面、真っ二つにしてやる!」
びしっ
「生意気なっ!お前たち、やってしまいなさい!」
ひゃっはー
しゃーねーなー
だだだっ
ガキーン!
びゅっ
ガッ
シャキーン!
「はっ!?」
「フフフ、貴様の所有者はこの俺だ!」
ガシッ
「あぁっ」
「体の奥まで暴いてやろう」
「あんっ」
カブッ
「はあッ…」
「お前と、共に…」
「んっ、んぁっ」
アアァーキラァー
「な、なに!?」
「これをさぁー、どうすると思う?」
「や、やめ…!」
ああああああああああああーーーーーーーーーーーッ!!!
「んっ、んっ、あ、はぁ、だめっ、いや…」
「狭いな」
「血が…好きだろう」
「すっごいエロいよぉ…アキラァ…」
「あ、はぁっ、……っ、あっ、ああっ、擦っちゃだ、め、あ、でちゃ、うっ」
「ア、キラッ……!!」
**********
「何それ…」
「マゾっ子アキラ…?」
アキラの視線が痛い…。
「だから、なんなんだよ、そ れ は?」
アキラの口調から確実に怒りが感じ取れる。
俺はビクビクしながら笑うしかなかった。
元はといえば、深夜のちょっぴりエッチな萌え系アニメが悪い。
魔女っ子が悪い!!
魔女っ子=マゾっ子にたどり着いたっておかしくないし!
衝動のままに思い付いた話が「マゾっ子アキラ」だ。
アキラに見つかったことは計算外だったな……。
「な に が、マゾっ子だ!!」
瞬間、目の前がチカチカした。
アキラの左拳が俺の顔面にヒットしたらしい。
「ご、ごめっ……」
「今度こんなくだらないこと考えたら…」
アキラが再び拳を握りしめた。
「ロストが相手になるからな」
「ひっ……」
「…………何でシキやナノが出てくるんだ………」
「え!?」
END