悪魔
「お前、アキラのパンツの中身、興味あるんだろぉ?」
なっ!!!
悪魔
「それをさぁ、お前の好きにしちゃえよ…」
そ…そんな…っ
悪魔
「舐めちゃえよぉ。吸っちゃえよぉ…」
なめ………っ
悪魔
「でさぁ、お前自身もくわえてもらえよ。アキラにさぁ…」
天使
「いけない!ケイスケっ!」
悪魔
「うるさい!本当はお前も…アキラん中に突っ込みたいんだろ…?」
天使
「!!………く…」
悪魔
「認めろよ、自分も狂ってるってことを!!」
「アキラ」
「なんだ」
「ちょっと座らないか?ずっと立ってるのもしんどいだろ?」
「…別に」
「いいから!!」
ぐいぐい。
「……??」
訝しげな顔をしながらも、アキラがソファーに腰掛ける。
「!!」
案の定だ!
チャック全開のアキラの股間!
黒い下着がはっきりと見える!
「ケイスケ?」
「はっ!!」
「どうしたんだ?」
「何が!?」
「何か変だぞ、お前」
「そ、そうかな……」
ヤバい。
凝視しすぎたか…!?
悪魔
「バカ!!お前何やってるんだよ!」
天使
「せっかくのチャンス、生かすも殺すも自分次第だってことを忘れるなよ!」
確かに。
アキラにバレるわけにはいかない。
絶対にだ!
あの黒い神秘の中を確かめるまでは!
匂いをかぐまでは!!
アキラの秘密の花園にキスするまではぁぁ!
「アーキラ♪」
「リン」
天使「・・・っち…」
悪魔「邪魔なガキが来ちまったな」
「ここにいたんだ~。あのね、今日ね、……あれ?」
「…?」
「アキラ…チャック開いてるよ?」
「なっ!!!」
リンーーーーーーーーー!!!!
悪魔
「このくそガキーーーーーーーー!!!!」
天使
「殺すぞーーーーーー!!!!」
アキラが慌てて股間に目をやり、チャックを閉めた。
「ああ…」
思わず落胆の声が出てしまった…。
アキラが顔を上げてキッと睨んだ。
「ケイスケは知ってたみたいだね~」
リンが意地悪そうな顔でこっちを見た。
「お前…知ってたのか!?」
「あ…いや、そのぅ……」
「俺をハメようとしたのか」
「ハメるなんてそんな!そりゃ、俺だってアキラにハメたいよ!!」
「は!?」
「あ、いやいやそうじゃなくて……ハメるとかそんなんじゃなくて…」
「もういい」
アキラが立ち上がって、その場を立ち去った。
「アキラァー!」
天使
「アキラァー!」
悪魔「アキラァー!」
「プッ。ケイスケはウソつけないよね♪」
「……」
一体誰の性だと思ってるんだよ。
しょぼくれる俺にリンが写真を一枚差し出した。
「これは?」
「あげる。俺、色んなやつ持ってるし♪」
見ると、アキラの生着替え写真だった!!
天使
「すごっっ!!…じゅるり」
悪魔
「綺麗だ…アキラの肌…こんなにも…!!」
「うわっ!!いいの!?」
「いーよ♪」
「ありがとう!……てゆーか、リン…さっき色んなやつ持ってるって言った…?」
「フフフ…。俺を甘く見ちゃいけないよ~」
「そっ、それも見せて!」
「だめ」
悪魔
「おい!そういうのは一人で楽しむもんじゃないだろう!」
天使
「みんなで…みんなでハァハァすればいいじゃないか!」
「だーめっ♪あはは」
リンがひらりと走り出した。
俺達はその後を追いかけた。
End
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